デジタル痴呆症

こんにちは。ナヨンです。

もうすぐ秋、と思っていたら違いました。
まだまだ夏、ですね。
一度涼しくなった時期があったせいでここ数日の暑さがこたえます。

今日更新する予定だったブログの下書きが消えていました・・・。
韓国のアルバイト事情についての話だったのですがどこへ行ってしまったのだろう。
幸いもうひとネタ(?)準備していたので
今日はそちらの話をご紹介します。

みなさんは、デジタル痴呆症という言葉を聞いたことがありますか?
韓国の新聞で見つけた言葉なのですが
インターネットで検索してみたところ日本のサイトではヒットしなかったので
韓国独自の表現のようです。

デジタル痴呆症とは、デジタル機器に依存するあまり、記憶力や計算能力が
顕著に低下することを表すそうで、検索、道案内、スケジュール管理など
何でもやってくれるスマートフォンやタブレットPCが登場し現れた現象だそうです。

日本人であれば漢字が思い出せなかったり、書けなかったり
そういった現象はデジタル痴呆症にあたりそうですね。

デジタル痴呆症は韓国語で表記すると「디지털 치매」。「치매」が痴呆症という意味です。

「デジタル痴呆症」の記事の冒頭に興味深い話がありましたので
こちらもご紹介したいと思います。

아내가 남편 앞에서 시댁에 전화하는데 전화번호가 생각나지 않았다.
(妻が夫の前で夫の実家に電話をしようとしたが電話番号が思い出せなかった)

마침 휴대전화 전화번호부가 지워진 상황이었다.
(ちょうど携帯の電話帳が削除された状態だった)

얼마나 전화를 안했으면 엄마(시어머니)집 전화번호도 까먹었느냐며 화내는
(どれほど電話をしなかったら実家の電話番号も忘れるんだと怒る

남편과 부부싸움을 했다.
夫と夫婦喧嘩をした)

個人的には韓国らしい夫婦喧嘩話だと思ったのですがいかがでしょうか?
日本であれば「じゃあなた、私の実家の電話番号覚えてるの??」と
奥さんが言い返しそうですが
韓国では夫の実家へ定期的に連絡をすることは妻の大切な役目なんですね。

このように家族間ではもちろんですが
友達同士でも、特に用がなくても元気にしてるかな?と電話をすることがあるようです。
こういう電話を「안부전화(安否電話)」と言いますが
私も韓国に滞在していたときは、私が留学生という立場もあってか
時々電話をくれる友達がいました。
「안부전화(安否電話)」の習慣を知らなかったわたしは
電話を切った後に、今の何の電話やったんやろ・・?と不思議に思っていました。

最後は話が脱線しましたが、デジタル痴呆症、気をつけたいものですね。

ハングル能力検定試験グループ申し込み

안녕하세요 나영입니다 ^^

久しぶりの更新です。
先週、台風のため金曜日の夜と土曜日のレッスンがすべて休講になりました。
みなさんは台風の影響はなかったでしょうか?

スクール内にも掲示しておりますが
ハングル能力検定試験のグループ申し込みの受付を開始しました!
試験日は11月13日(日)です。

アーキヴォイスで申し込みされますと受験料が10%オフになります!

お申し込みの手順としては、
願書に必要事項をご記入のうえお持ち頂き
各スクールの受付で検定料をお納め下さい。

願書は公式HPからダウンロードできます。
願書ダウンロードページ

試験は各試験会場で受けていただきます。
(京都:京都女子大学、大阪:関西大学(天六キャンパス)、兵庫:甲南大学)
受験票や試験結果なども受験者へ直接郵送されます。
アーキヴォイスでは手続を代行するだけとなりますのでご注意下さい。

その他、わからないことがあれば受付までお問合せください。

力試しに、資格取得に、ぜひチャレンジしてください!!

日本で出版される韓国の文学作品

こんにちは。ナヨンです。

涼しくなったようで、やはり蒸し暑いですね。
スクールでは5月からはじまったグループレッスンが今月で終了。
9月からはじまる新しい学期と
同じく9月からはじまる「サマーレッスン」を目前に向かえ
慌しい日々を送っています。

先日東亜日報で興味深い記事を目にしました。
(以下、東亜日報 8月15日の記事より抜粋)

2008년부터 2010년까지 일본에 소개된 한국 문학 작품은 58종
(같은 시기 한국에 번역 출판된 일본 문학 작품은 2555종)에 불과하다.

2008年から2010年まで、日本で紹介された韓国の文学作品は58種
(同じ時期に、韓国で翻訳出版された日本の文学作品は2555種)に過ぎない。

そんな状況のなかで、6月中旬に出版された
作家 한강(漢江)氏の 채식주의자 「菜食主義者」。
初版1刷5000部が完売し、まもなく2刷入るそうです。
韓国の実用書(おそらくダイエット系の本ですね)や韓流関連の本ではない
韓国の小説が日本で2刷に入ったのは異例のことだそうです。

実際、日本語に訳される小説は映画化やドラマ化されたものがほとんどで
韓国でベストセラーになった小説を日本語で読みたいと思ってもなく
書店やネットで探しても、種類が限られていました。

一方、日本の小説が年間2555種類も出版されていることも驚きです。
たしかに大型書店に行くと日本文学コーナーには
お馴染みの作家はもちろん、ベストセラー作品のほとんどが
平積みされ展示されています。
私たちが思っている以上に、韓国の人達は日本文学を身近に楽しんでいるようです。

ドラマや映画を通して見る韓国、韓国人も面白いですが
文学作品から韓国を感じることもとても興味深いものがあります。
今回の한강氏の成功を皮切りに、もっと韓国の文学が日本で出版されるとうれしいですね。